谷津山古墳

yatuyamakofun020411.jpg 谷津山古墳
全長110m高さ10mの前方後円墳です。【撮影H14.4.11】【掲載H14.4.13】

「案内看板の内容」
谷津山古墳(柚木山神古墳)
静岡平野の中央に位置する標高一〇八mの独立丘陵谷津山の山頂に築かれた「谷津山古墳」は、古墳時代前期(四世紀)の前方後円墳です。この古墳は静岡清水の古墳の中でも最も古く、かつ最大(全長約一一〇m、高さ一〇m以上)で後円部の中央に被葬者を埋葬した竪穴式石室がヘギ石を積み重ねてつくられていました。江戸時代の天保年間と明治時代に掘り起こされてしまい、その詳細は不明ですが、当時の様子を伝える記録から、大きな板石で覆われた長さ三、五mの竪穴式石室の中に、朱を塗った木棺が豊富な副葬品を共に納められていたことが推測できます。銅鏡六面をはじめ、銅鏃、鉄鏃、剣などの武器それに紡錘車巻軸形石製品、砥石、石製鏃、管玉など被葬者の社会的地位の高さを示す副葬品が出土していますが、残念ながらそれら多くは散逸してしまいました。古墳の形態・規模・副葬品の内容それに静岡清水の両平野を見渡すことができる立地条件から、谷津山古墳の被葬者は、「旧事本紀」(平安時代に編纂されたとされる古代の史書)による廬原国(古代の駿河国の前身)の首長の墳墓ということができます。